暖かな陽気のなか、代々木を散歩してきました。
土曜日に、毎日文化センターの「~山手線一周~駅から気ままに江戸散歩」が開催され、代々木駅周辺の史跡を散歩してきました。
天候にも恵まれ、12月とは思えない暖かい陽気のなかで、楽しく散歩してきました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
昨日の散歩ルートは次の通りです。
【ルート】 代々木駅 ⇒ 平田神社 ⇒ 田山花袋終焉の地 ⇒ 玉川上水旧水路 ⇒ 正春寺 ⇒ 切通しの坂 ⇒ 参宮橋公園(休憩) ⇒ 春の小川(河骨川)跡 ⇒ 春の小川歌碑 ⇒ 代々木八幡宮 ⇒ 福泉寺(斎藤弥九郎のお墓) ⇒ 代々木八幡駅又は代々木公園駅
代々木駅から、まず平田神社に向かいました。
代々木駅から約10分で到着します。
平田神社は、江戸時代の後期の国学者である平田篤胤をお祀りした神社です。
平田神社の宮司さんは、代々平田篤胤のご子孫が勤めていますが、当日は、宮司さんはご不在で、役員の方にご案内していただきましたが、やはり、ご子孫の方でした。
下写真は、平田神社拝殿前で説明をきく参加者の皆さんです。
玉川上水は、多摩郡羽村に堰を設けて取水口とし、四谷大木戸まで約43キロの開削水路を通し、江戸市民に水を供給していました。
その玉川上水は、現在の新宿駅近くの甲州街道の南を流れていました。昭和40年以降、順次、暗渠となってしましましたが、現在は、その地上部分が遊歩道として整備されています。
下写真は玉川上水についての説明板を呼んでいる参加者の皆さんです。
正春寺は、正式な山号寺号は、湯島山安養院正春寺といい、徳川秀忠の乳母であった初台局ゆかりのお寺です。もともとは天台宗でしたが、その後改宗して、浄土真宗東本願寺派のお寺となりました。
初台局は、土井利勝の弟・土井昌勝の妻でしたが、徳川秀忠の乳母となりました。
墓域に、初台局を初めとした土井家の人々の供養墓が残されています。
下写真は、その供養墓を確認する参加者の皆さんです。
高野辰之が作詞した童謡「春の小川」は、渋谷川の支流の河骨川(こうほねがわ)がモデルであると言われています。
現在、河骨川は暗渠となっていますが、その流路をたどることができます。
小田急線の参宮橋駅と代々木八幡駅の間は、小田急線のすぐそばを流れていました。下写真は小田急線の線路脇に設置されている「春の小川歌碑」を見ながら説明を聞く参加者の皆さんです。
小田急線の「代々木八幡」の駅名にもなっている代々木八幡宮は、鎌倉時代に創建され、鎮座800年を迎えた古い歴史をもった神社です。
下写真は、本殿の前で説明を聞く参加者の皆さんです。
代々木八幡宮には、縄文時代の遺跡である代々木八幡遺跡があります。代々木八幡遺跡は、昭和25年に発掘が行われ、縄文時代の土器や石器が多数出土し、竪穴式住居の柱穴が発見されました。
現在、境内に、竪穴式住居が復元されています。(下写真)
代々木八幡宮の隣にある福泉寺には、幕末の剣豪斎藤弥九郎のお墓があります。
斎藤弥九郎が開いた練兵館は、千葉周作の玄武館,桃井春蔵の士学館とともに幕末江戸3大道場ひとつに数えられたほど有名でした。
斎藤弥九郎の墓は、福泉寺の墓域中央に植えられている松の木の下にあり、墓正面には「贈従四位篤信斎斎藤先生之墓」と刻まれています。