総門と仁王門(成田山新勝寺⑤)
成田山新勝寺の入口に建っているのが総門です。
総門は、開基1070年の記念事業により、平成19年に建立されました。高さ15メートルの総欅造りで、楼上には八体の生まれ歳守り本尊が奉安されています。
蟇股という部分には十二支の木彫刻が施されているといいて、正面中央の蟇股には、午(馬)が彫られています。

仁王門
総門をくぐると目の前に仁王門が見えてきます。
天保2年(1831)に再建されたもので、国指定重要文化財です。
仁王門に上がる石段は、17段ありますが、花崗岩の一枚板で造られている大変立派な石段です。

仁王門という名前は、門の左右に仁王様が安置されているからです。
仁王様は、密迹金剛(みっしゃくこんごう)、那羅延金剛(ならえんこんごう)といいますが、向かって左側が閉じた吽形の密迹金剛で、右側が口を開いた阿形の那羅延金剛です。
下の二つの写真の上が密迹金剛、その下が那羅延金剛です。仁王像は金網で保護されていたため網の間から撮影しました。


また、仁王様の裏側には、広目天、多聞天の二天像が安置されています。
この二天像は、宝永 3 年(1706 ) 佐倉藩主稲葉正通が寄進したものです。
多聞天は単独では毘沙門天とよばれ、七福神の一つとして祀られています。多聞天は意訳で毘沙門天は音訳です。
仁王門の中央には、「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯があります。この大提灯は、大本堂が建立された昭和43年に築地の魚河岸の旦那衆が奉納したものです。(下写真)

直径2.4メートル、高さ2.8メートル、重さ800キロもある非常に大きなものですが、砲金(青銅の一種)で出来ているため、折りたたまれることはありません。

