額堂と光明堂(成田山新勝寺⑧)
大本堂や釈迦堂がある一帯の裏側は一段と高くなっています。そこには、額堂、開山堂、光明堂などの諸堂があります。
今日は、それらの諸堂のうち、額堂と光明堂について紹介します。下写真の手前左の建物が額堂で、中央奥に見えるのが光明堂です。
額堂(下写真)は、信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物で、文久元年(1861)に建立された重要文化財で、昭和61年に修復されました。
額堂の建物は桁行正面が3間(約5.5メートル)背面は6間(約11メートル)で、屋根は入母屋桟瓦葺です。現在は四方が開放されていますが当初は背面が板壁でした。額堂には絵馬類がたくさん掲げられていましたが、現在は成田山霊光館に保存されています。
新勝寺には、七代目市川団十郎が千両かけて寄進した額堂(第一額堂)が三重塔脇にありました。しかし、第一額堂は、昭和40年に焼失してしまいした。
現在の額堂の中央部にある石像はその七代目市川団十郎の像(下写真)です。この石像は、7代目団十郎自身が奉納した第一額堂内にありましたが 額堂が焼失したので、現在の場所に移したものだそうです。
額堂の後方には、光明堂があります。(下写真)
光明堂は、元禄14年(1701)に建立された建物で国の重要文化財に指定されています。
光明堂は、釈迦堂の前の本堂、つまり前の前の本堂です。
元禄14年(1701)に建立され、寛保2年(1742)と明和5年(1768)の改修を経て、安政年間新本堂(現釈迦堂)の建立にあたり、本堂の後方に移築され昭和39年大本堂建立のとき現在地へ移されました。

建物は桁行五間(約9メートル)梁間5間で、屋根は入母屋造桟瓦葺です。堂内には中央にご本尊大日如来が安置されていて、その脇に、不動明王と愛染明王が安置されています。堂内には自由に入る事ができます。下写真は、光明堂入口から写した愛染明王です。左手が御本尊の大日如来です。



