薬師堂・医王堂・平和大塔(成田山新勝寺⑨)
今日は、成田山新勝寺の諸堂のご案内として、医王堂と平和大塔、そして少し離れた所にある薬師堂をご案内します。
光明堂から平和大塔に向かっていくとまもなく医王堂が見えてきます。下写真の通り平和大塔の手前となります。
医王堂
医王堂は、平成29年に開基1080年祭記念事業として建立されたもので、最近造られた新しい建物です。
木造総檜造りの一重宝形造のお堂には薬師瑠璃光如来(いわゆるお薬師様)、日光菩薩、月光菩薩や十二神将が安置されています
薬師瑠璃光如来は、医術の仏様ですので、お堂の名前が医王堂となっているのだろうと思います。
そうしたこともあって、医王堂は、病気平癒・健康長寿の祈願所となっています。
平和の大塔
平和の大塔は、昭和59年に建立された総高は58メートルもある立派な塔です。外観は二層ですが、内部は五階となっていて、一階は大塔入口、成田山の歴史展、写経道場各種受付があります。二階の明王殿には、大塔の御本尊不動明王、四大明王などが安置されています。
しかし、一般の人が自由に入れるのは二階までで、三階以上には一般の人は入ることができません。
薬師堂
薬師堂は、大本堂などのある境内から少し離れた場所にあります。
JR成田駅や京成成田駅から成田山新勝寺に向かうと、なごみ米屋を過ぎたところで三叉路となります。その三叉路の左手に薬師堂があります。
薬師堂は江戸時代初期の明暦元年(1655)に建立された建物で、成田山現存最古のお堂です。(下写真)
実は、薬師堂は、もともと本堂でした。
初代の市川団十郎がお参りしたのも、このお堂です。
元禄14年(1701)に、新しい本堂(現在の光明堂)が建立された際に、新本堂の後ろに移築され、さらに安政2年(1855)に新本堂(現在の釈迦堂)が建立された際に、薬師堂と名前を替えて、現在地に移築されました。
つまり、成田山新勝寺には、江戸時代に建立された3代にわたる本堂が全て現存しているということになります。大変すばらしいことだと思います。
さて、薬師堂の現在の御本尊様は、名前の通り、薬師三尊がお祀りされています。しかしながら、通常は、扉が閉じられているようです。

