青淵文庫(渋沢栄一ゆかりの地24)
今日は、渋沢史料館の東側にある青淵文庫をご案内します。
青淵文庫は、渋沢史料館の一施設となっていますので、渋沢史料館の入館料で青淵文庫も観ることができます。
青淵文庫は、渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(渋沢栄一記念財団の前身)が寄贈した鉄筋コンクリートの建物です。
下写真は東側から見た青淵文庫全景です。右側が入り口になります。

青淵文庫は大正11年(1922)に起工されましたが、建設中の大正12年、関東大震災に遭い建物の一部は被害を受けました。また、2階書庫に収蔵する予定であった「論語」をはじめ多くの漢籍も保管先で焼失しました。震災後、建物は震災の経験を生かし再工事が行われ、大正14年5月18日に竣工しましたが、書物の所蔵庫としてでなく主に接客の場として使用されました。
設計は、大正期を代表する建築家田辺淳吉で、清水組(現・清水建設(株))が施工しました。下写真はテラスから見た外観です。

外から見たステンドグラス。両側の柱には柏とどんぐりの実があしらわれた装飾タイルが貼られています。

柏とどんぐりの実があしらわれた装飾タイルの拡大写真。渋沢栄一の家紋は「丸に違い柏紋」ですので、これをモチーフにしたもので、全館で2700枚のタイルが使用されています。

外のテラスにも「壽」の文字が隠れていました

青淵文庫内部の閲覧室全景です。

閲覧室入り口にある「青淵文庫」の額。この扁額は栄一の揮毫によるものです。

閲覧室の窓のステンドグラス。その中央には「壽」の飾り文字が描かれ、その周りには柏の葉とどんぐりが描かれています。

閲覧室の絨毯には、「壽」と「蝙蝠(こうもり)」がデザインされています。「蝠」が「福」に通じることから、幸福を招く縁起物とされるそうです。

館内の天井の照明も一見の価値があります。順にご案内します。
まず青淵文庫入り口天井の照明です。

閲覧室への入り口天井の照明です。閲覧室から撮影しています。

二階への階段の照明も必見です。

そして、最後が閲覧室天井の照明です。


