松平東照宮「産湯の井戸」《松平郷⑵》(徳川家康ゆかりの地39)
松平東照宮の境内に、「産湯の井戸」がありました。拝殿を右手(東の方向)に歩いて行った先にある奥宮の前にあります。下写真の奥が奥宮です。その手前に「産湯の井戸」があります。

「産湯の井戸」には石の蓋がされていて、こうした井戸は当時としては極めて珍しいといわれているようです。下写真が「産湯の井戸」です。

天文11年12月26日に岡崎城において徳川家康が誕生した時、太郎左衛門家7代当主親長がこの井戸の水を竹筒に詰めて速馬で運んで産湯に用いた記録が残されているそうです。徳川家康の産湯は、岡崎城の井戸の水も使われているといいますので、一つの井戸だけでなく、複数の井戸の水が使われたと思われます。
そうした由緒が説明板に書かれています。(下写真)

また、説明板によれば、毎年4月の例祭(現在は4月17日より前の日曜日)の前夜に「産湯の井戸」で「お水取り」神事を行なわれています。暗闇のなかでかがり火が炊かれ、井戸の扉を開いて、松平家当主を始め関係者が長い柄杓で一杯ずつ汲み上げられ、そのご神水は神前に供え翌日の例祭に一般に授与されるそうです。
《松平東照宮の拝殿の天井画》
松平東照宮の拝殿には立派な天井画があり、拝殿に昇殿して拝観できます。拝観料は200円です。下写真は、拝殿の外から拝殿内部を撮ったものですが、拝殿の天井画が上部に写っています。

この天井画は、2015年に「徳川家康公400年祭メモリアル事業」として、豊田市在住の漆芸家安藤則義氏が作成した漆絵です。全部で108枚あるそうです。

また、天井だけでなく拝殿の欄間にも漆絵が描かれています。(下写真)

《松平郷館》
松平東照宮の境内に「松平郷館」があります。こちらは松平太郎左衛門家に関する史料館です。「松平親氏公の坐像」などのお宝や江戸時代に使用されていた道具などを拝観することができます。拝観料は無料です。なお館内は撮影禁止ですので、外観だけ撮ってきました。(下写真)


