旧前田家本邸和館は迎賓機能を持っていた!(駒場散歩➂)
旧前田家本邸は、洋館と和館からなりたっています。洋館は前田家の日常生活を営む場所で、和館はお客様を接待する迎賓施設でした。洋館については既にご紹介しましたので、今回は和館について私が注目したところを紹介します。下写真は和館の門と塀です。これらも重要文化財です。

和館は木造二階建てで、一階北面に玄関を設け、西側は渡廊下で洋館と接続しています。和館の設計は、帝室技芸員・佐々木岩次郎らが行いました。下写真は玄関です。

1階は「御客間」と「御次之間」となっていて、全体で40畳もある大きな広間となっています。「御客間」の床の間は二間ある大きな床で、窓側は付書院となっています。そして違い棚は鳥居型をしています。下写真は鳥居型の違い棚です。

「御客間」の欄間は、素晴らしい透かし彫りでした。

和館の2階は通常非公開でガイドの案内がないと見学できないそうですが、今回の散歩ではガイドの方の案内が準備されていたので、2階も見学することができました。
2階への階段踊り場には白タイルの浴室とトイレがありました。

階段を登り切った2階の手すりは蝙蝠(こうもり)の形となっていました。

2階は「御居間」と「御書斎」の二部屋があります。「御書斎」の杉戸絵は橋本雅邦が描いたもので、本郷邸で使用されていたものです。

2階の窓は火灯窓となっている窓もあります。

2階から見下ろした庭園は見事でした。


