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2019年 07月 16日 ( 1 )
北区飛鳥山博物館(新江戸百景めぐり⑫)

北区飛鳥山博物館(新江戸百景めぐり⑫)

 飛鳥山公園には博物館ゾーンがあり、北区飛鳥山博物館、渋沢史料館、紙の博物館の3つの博物館があります。

 これら、俗に飛鳥山の3つの博物館と総称されています。
 本郷通り側の公園入口には「飛鳥山3つの博物館」の看板が立てられています。

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 その中の、北区飛鳥山博物館が、『新江戸百景めぐり』(小学館刊)のP53に紹介されています。

そこで、今日は、北区飛鳥山博物館を紹介し、さらに渋沢史料館と紙の博物館もあわせて紹介しようと思います。

北区飛鳥山博物館は、北区の歴史・自然・文化などに関する展示や調査研究などが行なわれています。(下写真は博物館の正面入り口です)

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 入口は、建物の2階となっていて、受付も2階にあります。

 常設展示は、1階にありますが、2階からはいるため、地下1階におりる感覚となります。

 古代以前から現代までに関する展示がされていますが、江戸時代の展示で私が注目して展示を中心に紹介します。

 飛鳥山といえば花見ということになります。そこで、名所飛鳥山についてのコーナーがあり、そこには、花見の際のお弁当が、上・虫・下の3種類に分けて再現されています。下写真は上の花見弁当です。

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 王子権現と王子稲荷の別当寺であった金輪寺は、代々の将軍が、日光東照宮へ社参したり王子方面での鷹狩りの際に、休憩所となりました。

 そのため3代将軍家光の時に御座所が造られ吉宗の代に増築されています。その御座所が再現されていますが、残念ながら照明が暗くて、はっきりとは写りませんでした。

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 王子は、日光御成道の街道筋にあたります。そのため、「日光山道中絵図」が展示されていて日光御成道の全容がわかるようになっています。

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 現在の北区滝野川は、江戸市民を対象とした野菜栽培が江戸時代から盛んでした。その代表が、滝野川人参、練馬大根、滝野川牛蒡です。その三種の野菜の見本が展示されています。

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 北区飛鳥山博物館のほかの二つの博物館についても紹介しておきます。

 渋沢史料館は、名前の通り、渋沢栄一の生涯とその事績を紹介するための博物館です。(下写真は正面入り口です)

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常設展示では、渋沢栄一の生い立ちや渡欧の様子、明治になって設立に関わった企業・団体などが展示されています。

1万円札を飾るようになったので、展示内容に変化があるか注目していましたが、1年前に訪ねた時とは変化していないそうです。


渋沢史料館は館内撮影禁止ですので、直接現地を訪ねて確認してください。

ただ、渋沢史料館はリニューアル工事のため、201991()2020327()の期間を休館となります。

行かれる方は早めに行ってください。

 渋沢資料館の東側の公園内に、渋沢栄一ゆかりの
青淵文庫(せいえんぶんこ)と晩香蘆があります。
 両方とも国の重要文化財に指定されています。

青淵文庫(せいえんぶんこ)は、渋沢栄一が傘寿(80歳)となったお祝いと子爵になったお祝いを兼ねて贈呈された文庫です。

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大正14年に竣工しました。2階の書庫に収蔵する予定であった「論語」をはじめ多くの漢籍が関東大震災で焼失したため、震災後は、主に接客の場として使用されました。

青淵文庫という建物の名称は、栄一の雅号青淵(せいえん)から名付けられたものです。


晩香蘆は、渋沢の喜寿を祝して清水組(現清水建設)四代目当主、清水満之助が贈呈した建物です。晩香蘆は大正6年に竣工しました。木造平屋建て、屋根は赤色の桟瓦葺きとなっていて、西欧の山小屋を思わせる建物です。

お晩香蘆の名前の由来は渋沢自作の漢詩「菊花晩節香」にちなんだものとされています。

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 飛鳥山3つの博物館のうち最後に紹介するのは紙の博物館です。紙の博物館は、紙の歴史や文化を紹介しています。

紙には、和紙も洋紙もありますが、紙の博物館では、その両方が展示されています。

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 1階には近代製紙工程の展示がされています。そして、3階は和紙のコーナーとなっていて、和紙に関する情報が提供されています。(下写真)

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3階の和紙コーナーには、金唐革紙(きんからかわし)が展示されていて、その製作過程の展示もあり、非常に興味深いです。

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また、紙で作られた衣装、これを紙衣(かみこ)といいますが、実際に昭和62年の公演で中村扇雀が着用したものが展示されています。

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 こちらの博物館も一見の価値があると思います。

 ただし今年2019年の91日(日)から2020316日(月)まで創立70周年を迎えるにあたり、館内リニューアル工事が行なわれるため休館となります。こちらも早めに行かれるのが良いと思います。

赤印が北区飛鳥山博物館です。

青印が渋沢史料館です。

緑印が紙の博物館です。







by wheatbaku | 2019-07-16 08:30 | 新江戸百景めぐり
  

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