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2019年 10月 08日 ( 1 )
小野照崎神社(新江戸百景めぐり㊵)追記[眞源寺]

小野照崎神社(新江戸百景めぐり㊵)追記[眞源寺]

 昨日、小野照崎神社をご案内しました。

 『新江戸百景めぐり』(小学館刊)では、眞源寺(入谷鬼子母神)も紹介されていますので、小野照崎神社の追記として、 眞源寺(入谷鬼子母神)をご案内します。

眞源寺

眞源寺は、お寺の正式な名前をいうより「入谷の鬼子母神」と呼んだほうがわかりやすいかもしれません。「恐れ入谷の鬼子母神」という呼び方も有名です。

眞源寺は、万治2年(1659)日融上人により創建された日蓮宗のお寺です。下写真が本堂です。

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鬼子母神は、インド仏教上の女神のひとりです。性質凶暴で、500人(一説には千人または1万人)の子の母でありながら、子どもを奪い取っては食ってしまう悪い神様でした。そこで、釈迦は鬼子母神の末子を隠し、子を失う悲しみを実感させ、改心させたといいます。以後、子供を守る安産・子育の神として信仰されるようになりました。

 入谷鬼子母神では、子育の善神になったという由来からツノのない鬼の字を使っています。下写真は眞源寺の入口の写真ですが、ツノがない鬼の字で鬼子母神と書かれています。

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 鬼子母神がお祀りしたあるお寺は日蓮宗のお寺が多いようです。それは、鬼子母神が法華経というお経の中にでているからだと言います。

鬼子母神といえば、入谷の鬼子母神の他に雑司ケ谷の鬼子母神が有名ですが、さらに千葉中山の鬼子母神が江戸三大鬼子母神と言われています。

 ちなみに、入谷は眞源寺、雑司が谷は法明寺、中山は法華経寺にお祀りされていますが、これらの三つのお寺はいずれも日蓮宗のお寺です。下写真は雑司ケ谷鬼子母神(法明寺)の鬼子母神堂です。

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ところで、有名な「恐れ入谷の鬼子母神」という言葉ですが、これは、江戸時代の言葉遊びで「地口」と呼ばれています。「恐れ入谷の鬼子母神」のほかに、「びっくり下谷の広徳寺」「嘘を築地の御門跡」「情け有馬の水天宮」といったものがあります。

《あさがお》

 境内に正岡子規の句碑があります。句碑には「(漱石来る) 蕣(あさがお)や 君いかめしき文学士」と「入谷から 出る朝顔の 車かな」の句が刻まれています。(下写真)

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 この句にうたわれているように、入谷といえば朝顔が有名です。

 入谷が朝顔で有名となったのは明治以降のことです。7月7日の七夕の前後3日間、名物の朝顔まつりが開かれ、鬼子母神の境内も朝顔で一杯になります。下写真は昔朝顔まつりに行った時の本堂前の写真です。

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 朝顔市が七夕の時期に行われるのは、「朝顔の種のことを牽牛子(けんごし)と言い、朝顔の花は牽牛子(けんごし)の花と言う事で別名を牽牛花(けんぎゅうか)とも言われています。牽牛花は、七夕の牽牛・織女と言われている牽牛の花と書くので、朝顔市は七夕の前後の3日間、開催されるようになった。」そうです。

 入谷の朝顔市は 大正初期、市街化により途絶えましたが、昭和23年に朝顔まつりとして復活し、7月7日の七夕の前後の3日間は大勢に人出でにぎわいます。下写真は棚一杯に置かれた朝顔です。

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赤印が小野照崎神社です。

青印が台東区立忍岡中学校です。

緑印が眞源寺(入谷鬼子母神)です。






by wheatbaku | 2019-10-08 19:55 | 新江戸百景めぐり
  

江戸や江戸検定についてに気ままに綴るブログ    (絵は広重の「隅田川水神の森真崎」)
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